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〜 オフィスレター 〜

2020.08.08

どんなに苦しくても愚痴を言わない

 毎日のようにPCR検査の陽性者の数が発表されています。
 昨日(2020.08.07)の報道によると、東京都の新規感染者数462人、全国の新規感染者数は1602人、埼玉県では50人だそうです。
この1週間での10万人当たりの新規感染者数は
 ➀沖縄県33,65人
 ➁東京都17.36人
 ➂福岡県16.22人
 ➃大阪府15.20人
 ➄愛知県13.66人
 ➅宮崎県8.76人
 ➆熊本県8.58人
 ➇滋賀県7.21人
 ➈千葉県6.47人
 ➉神奈川県6.24人
となっており、埼玉県は12番目となっています。

 このような報道に接すると、私たち中小企業経営者は、とにかく感染者を車内から出さないようにしなくてはならないということに一番気を遣うわけですが、ここまでくるといつか内部感染者が出ないとも限らず、感染者が出た時の対応を考えておかなければなりません。飲食業の方にとっては、悪夢のような話で未だにお客様は2割3割程度しか戻っておらず、どこまでこの状態で経営を続けられるのかと嘆いておられる経営者がほとんどです。

 政府やマスコミが、この新型コロナウイルスの流行を報道し続け、「外出は控えましょう」、「テレワークしましょう」、「がんばらない」、「新しい生活習慣」と盛んに宣伝しています。

 このような中で、私たち中小企業経営者が考えなければならないことは、
(1)この状態はコロナさえ過ぎ去れば元の状態まで戻るのか?…もし、コロナ禍が収まったとしても前の状態に戻ることはないのだとすれば、このコロナが自社の事業戦略を根本的に練り直す必要があること。
(2)いままで忙しくて「やらなければならないことで疎かにしていたこと」はないか?…自社株の評価や承継については、大幅な赤字が見込まれる時こそチャンスでもある。
(3)後継者や従業員とのコミュニケーション…厳しいときこそ謙虚な気持ちになって話ができるものである。
(4)「これから伸ばすべき事業は何で、縮小すべき事業は何なのか」ということを「事業戦略」といいますが、事業を縮小するにしても、単なる縮小ではなく、伸ばすべき分野があればそれを伸ばすことを決めた上で縮小すべき分野を縮小する必要があります。
(5)充電する機会として捉える…どうあがいてもダメな時は開き直って、ジタバタせずに天の与えてくれた充電の機会としてとらえ、人、本、旅行と向き合うのも一つです。

 いずれにしても、嘆くだけではいけません。
 社会はブログで有名な「ちきりんさん」という人の名言に「・・・人生を無駄にしたければ、『愚痴を言う』、『他人を嫉む』、『誰かに評価してほしいと願う』という3つをどうぞ」があります。
 どんなに苦しくても愚痴を言わず、他人を嫉まず、人の評価を気にしない生き方をしていればいつか幸運が微笑んでくれるものなのだと思います。

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