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2023.01.20

今年は何が起こってもおかしくない年

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 少し遅いご挨拶となりますが、新年あけましておめでとうございます。年賀状では、今年は兎年なので飛躍の年とかチャレンジの年とかという言葉が多かったように感じました。バイオリズム的には可能性の開ける歳なので、明るい言葉や元気な目標を持つことが運命を打開する基本であることは間違いありません。
 しかし、今年の客観的情勢については正しく認識したうえで主体的な努力を積み重ねてこそ「幸運」を引き寄せることが可能になるのであり、幸運を期待するだけでいい結果を招くような景気の良い時代でないことは認識しておかなくてはなりません。
 今年興る可能性の高いことを箇条書きで上げてみると
・コロナ禍の終息による景気回復
・黒田総裁の退任に伴う金融緩和の縮小
・財政緩和政策から財政再建政策への横ブレ
・中国のゼロコロナ政策転換による中国経済の回復
・日本への入国者の増加によるインバウンド消費の増加
・大幅貿易赤字の継続による国内物価高
・米国の金融引き締め政策の緩和による米国インフレの緩和
これらの現象は、発生することを見込んで計画することは必要だと思います。これに加えて超高齢化のさらなる進展と人口減少や零細企業の廃業の進展は確実なので、それを前提に考えなければなりません。

 このようなことを書いていくと、「今年は何もチャレンジせずにおとなしくしていた方がいい」なんて考える人が多いと思います。特にこの間のコロナ禍で人々の消費マインドは落ち込んだままなので、国内消費がコロナ禍以前の水準に完全に戻ることはありません。だから兎年でも「チャレンジしない」「拡大路線がとらない」という企業や事業者が多いのだと思います。
 まあ、「だからこそチャンス」という見方もあります。現在は「M&Aビジネス」や「経営革新ビジネス」が全盛といってもいいと思います。将来展望が描けないこそそれがビジネスになるということですが、構造問題を抱えた日本市場だからこその現象だと思います。

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